2018年4月5日木曜日

Long time no see!

最後にこのブログ更新したのいつだっけ?と思って見てみたら、わぉ、3年前じゃん!
Time flies! 
このブログへのログイン方法すら覚えてなかったよ( ;∀;)

でも、やっと念願の軽量ノートPCを手に入れたのでベッドの中からでも更新できる。
子どもがふたり(1歳と4歳)と一緒にベッドに入ってしまうと、もうそのまま寝ちゃって朝まで起きないコースなんで、夜ゆっくりパソコンを触るなんてことできなかったのよね。でもこの軽量ノートPC君が解決してくれるはず。

まわりからはタブレットとかiPadを進められたけれど、やっぱりキーボードがついてないとテキストが打てないから意味ない、と思ってやっと手に入れたこのラップトップ。
これから活躍してもらいましょー。

では、今晩はこれくらいで。
また、以前のように読んだ本とか、映画についてメモしていきます。

2015年12月20日日曜日

Boyhood (2014)


Year:2014
Director: Richard Linklater
Writer: Richard Linklater
Cast: Ellar Coltrane, Ethan Hawke, Patricia Arquette, Lorelei Linklater

watched on 2015/11/20 あたり?
★★★★★5 (時間が経つほどいい映画だったという思いがこみ上げてくる)
★★☆英語レベル2.5点(子ども→青年主眼なのでわかりやすい会話が多い)

6歳から12年間、18歳まで
ひとりの男の子の成長を描く。特別な青春ではなく、ごく普通の、ordinary boyの話。パトリシア・アークエット演じる母親が最初はシングルマザーで、その後2回結婚して2回離婚したりするあたりは、日本の普通とは違うかもしれないけれど、アメリカではかなり「普通」の域に収まる家族の在り方だと思う。

「ひとりの男の子の成長を描く」

というキャッチで目を引く映画だけれども、実際は映画の中の登場人物全員が成長している。そこがまずすごくいい。主人公メイソンの成長はもちろんのこと、私は母親役のパトリシア・アークエットと父親のイーサン・ホークこそこの映画を成立させている最重要キーパーソンだと思う。映画にかける心意気と情熱というものさしで見た場合、あのふたりの年齢で12年拘束される映画に積極的に参加したという事実は、役者としての価値を高めている。


私がFacebookで、「ここ数年で見た一番いい映画」とこの映画を紹介したら、ひとりの友達が「脇役のイーサンがまたいいよね!」というコメントをくれたけれど、私に言わせていただくと「ちがう! イーサンはただの脇役じゃない。この映画をキャメロンと一緒にクリエイトした立派なプロデューサー陣なの」という感じ。
イーサンがどれだけ、この映画にコミットしていたかは下記のインタビュー動画を見ればわかるよ、きっと。(1時間近く)

●やっぱりリンクレーターは私の味方
音楽のセンスもとてもいい。それぞれの時代からちゃんと音楽を選んでいる。リンクレーター監督大好き。





コルトレーン少年は6歳で、ピンクフロイド、レイジ・アゲインスト・マシーン、レディオヘッドを聞いていた。成長するにしたがって音楽のテイストがless angrierになったと。彼はunlikely any other kidsだったからキャストした。From Hustonである理由は、監督がコミュニケーションを密にとる必要があったため、距離が近い人物がよかった。12年計画の映画だから。
リンクレイター監督の母親も監督が子どものときに大学に戻ったらしい。母親役のパトリシアの母親も同じ。子どもがいるときに大学に通った。すばらしい。つまり監督は自分の母親をモデルにしているわけだね。
オバマの選挙キャンペーンシーンはまだ大統領選の結果が出る前に収録していた。moment「記録」として、監督(誰もの)の胸に残る記憶として残すべきものを残していったという。
キャロラインはハリーポッターの収録の年にスランプになったらしい。
Hey dad, can you kill my character?と聞いたらしい(笑)。

★そのほか、これとは別のインタビュー映像を見てわかったことリスト
  • コルトレーン君の両親はアーティスト、それが選定の決め手
  • 各年齢ごとにだいたい13分から14分で編集
  • リンクレイター監督のキーワード=テキサス・ヒューストン=ジョン・ヒューズのシカゴみたいなものか。
  • 続編制作が決定している


●The best “Awkward”
シーナと一緒にベッドにいるところをサマンサのルームメイトに見られてしまって出たこの言葉。今まで、この言葉のニュアンスがつかみきれていなかったけど、これぞThe Best Awkwardシーン!
「ヘンな感じ~」 

●一番ブレていないのはイーサン・ホーク YOUだよ!
息子メイソンに向かって「男はぶれるな」と説教をしているイーサンがいたけれど、どの映画を見てもYOUの役どころがいちばんブレていない気がするよ。ダメ男でちゃらいけれど弁がたつ面倒な奴(だよね?)。
  
●アカデミー賞ノミネート、グラミー賞受賞
……とは全く知らずにこれは私のここ数年のベストムービーだと確信していた。見終わった直後よりも、見終わった次の日からじりじりと映画のよさが胸の中にこみ上げてきた。私も男の子の母親であって、それがすごく楽しみになった。

それにしてもこの写真見て!本当の家族みたいだよね。この写真ディレクションもすばらしいと思います。
 









●シーナはBefore Midnightのエキゾチック女子に似ている
メイソンが高校時代に付き合っていたガールフレンド、シーナ。とてもチャーミングな美少女でこの映画の中で記憶に残る人物TOP3に入るキャラだと思う。Zoe Graham。単純に私の好みなだけかもしれないけど、ついこの間見たばかりのBefore Midnightに出ていて、やっぱり私の記憶に焼き付いた女の子(=Ariane Labed)と似てるなーと思った。似てない?
私の好みなのか、リンクレーター監督の好みなのか、、、

こちらがAriane Labedちゃん

ね?ね?なんとなくわかる気しない?



●一番最後の大学生の女子のセリフ

Nicole: You know how everyone's always saying seize the moment? I don't know, I'm kinda thinking it's the other way around. You know, like the moment seizes us.Mason: Yeah. Yeah, I know. It's constant - -the moment. It's just... It's like it's always right now, you know?Nicole: Yeah.
   ニコール: 「どうしてみんな一瞬を逃すなって言うのかな
       私は逆だと思うの...
       一瞬は私たちを逃さない。」
メイソン: 「分かるよ。時間は途切れない。       一瞬は常に今ある時間のことだ。」



●Movie Trailerが秀逸
Boyhood | Official US Trailer | IFC Films




この冒頭のメロディといい、野球場シーンの歓声を使った盛り上げ効果といい、カット映像の選び方、並べ方、すべてが非常によくできている。映画を見た後にこのトレイラーを見たんだけど、トレイラーだけでもすっごい好き。いい感じすぎる。
普段はトレイラーを評価しようなんてことはまったく思わないけれど、このトレイラーに関してはなんか特別だった。そしてこれが特別だと感じたことをはっきり意識できたのは、この数日あとに見た(これも私の大好きな5点★の作品)Nick and Nora’s Infinite Playlist『君に逢えたら』のトレイラーをみて、あまりにもがっかりしてしまったから。映画がいいからトレイラーがいいとは限らない、そしてトレイラーがいいから映画がいいとも限らないという関係性が初めてはっきりしたよ。それにしても、トレイラーがしょぼいというのは作品にとって本当にイタイなーと思う。Nick and Noraは本当に良作だと思う(これはこれで別に記事を書く予定)。良作だからこそ友だちにも勧めたいと思って、Facebookに貼るリンクを探したんだけど、これじゃまったくこの映画の良さ、良さどころかストーリーのおいしいところも全然伝わらないよー。
このイントロ、全然Nick and Noraを表現していない!!

トレイラーも立派な作品なんだということを初めて意識したんだけど、そりゃそうだよね。トレイラーだけ作る専門職があるくらいだもんね。HolidayAmanda(キャメロン・D)のことね。




 ●ローレライ・リンクレイター(=サマンサ)のボーイフレンド
Justin Jacobs
イケメンです!誰だろうね。モデル?
       


●Ellar Coltrane君の次回作はビッグタイトル
次の作品(2016年公開予定)はなんとエマ・ワトソン、トム・ハンクス共演のThe Circleという映画みたいよ。すごいね!! 

 


2015年11月13日金曜日

Before Midnight(2013)



Year:2013
Director: Richard Linklater
Writer: Richard Linklater, Julie Delpy, Ethan Hawke
Cast: Julie Delpy, Ethan Hawke

★★★★☆4.5
★★★★★英語レベル5
フランス語、ギリシャ語を母語とする人が英語で話すシーンが多いので、アメリカ英語に慣れている私には、聞き取れないところも多かった。また、セリフが長いことと、いろんな理論武装のトークが多いので英語レベルは結構高いと思う。

Watched on 2015/11/8 

●前の2作がモーレツに見たくなった
TSUTAYAでレンタルしたDVDだったので、冒頭に映画紹介のトレーラーがたっくさん入っていて(7~8作くらい入っていた気がするよ。前からこんなに入っていたっけ?)、その中で前2作も紹介されていた。それが非常にいい感じのトレイラーで、midnightを見る前からもう前の作品を見たくなってしまったよ。
2作のトレイラーのどんなところがよかったかというと、「大人が素直に恋愛している姿」ですね。これに尽きる!

Neptune Records T-shirt
あらら? Neptune Recordswiki検索したら、日本語ページなかった、、、。

英語の記事から引用しますと、

Eighteen years after their first encounter, Jesse is very much the cool-dad figure, waving his son off at the airport wearing a Neptune Records (so niche, they put out only about 20 records) T-shirt. Céline’s pretty much the same, despite her protestations that she’s middle-aged, has a “fat ass” and is losing her hair.

ということで、Neptune Records20レコードくらいしかリリースしなかったにも関わらず知名度のあるニッチなレーベルなようです。そんなマニアックなT-shirtsをオープニングのシーンでジェシーが着ているのがとても記憶に残っているんだけど、これはジェシーの子供っぽさを象徴する一つとしての演出なのね、きっと。

Before Midnight Writers Trio Interview



このインタビュー動画はいいです。20分くらいだけど、この映画を作るにあったってのプロセスがよくわかるし、それぞれの考え方や性格も出てるし、映画の外でどんな人物なのかも垣間見ることができる。そしてこの動画を見終わって、私が思ったのはジュリーとイーサンは結構素で映画の中のキャラクターに似てるんじゃないかということです。まあ、映画を見て、この動画も見ていただければなんとなく私の言いたいことはお分かりいただけるかと思います。

リンクレイター監督は時間を武器にとてもいい作品をつくる監督だわ。映画のテーマもものすごく私の好み。Boyhood2014)はアメリカに行くときに飛行機の中で途中まで見てストップしているから、早く最後まで見なきゃ。でも昨日、近所のTSUTAYAに行ったらなかったんですケド……。ああ、どうやってゲットしようかな。



Check the Chemistry
これはインタビュー動画でリンクレイター監督が、イーサン・ホークをオーディションした理由として述べた言葉。すでに前の2作に出演しているのに、今回の映画のためにもイーサンはオーディションを受けたんだ。それについて、監督はI just had to check the chemistry.だって。なーる。






●1テイクで14分間カメラを回し続ける!
Long shot is meant to make the audience feel like they are actually there. The longer take makes more reality to the audience. I see.
1作目のlongest shot7分。今回のlongest 14分らしい。(according to the interview movie above

●とても素敵な女優さん見っけ。Ariane Labed
名前でwikiを検索したらやっぱり日本語ページはなかった。カタカナにするとアリアーヌ・ラベっていうのかな。ギリシャの女優さんなので。参考サイト
ベネチア国際映画祭でsomewhere銀獅子賞とったときに、アリアーヌは『アッテンバーグ』という映画で主演女優賞とってる!




え!!!?っていうカバー画像だけど、でも面白そう。逆に興味をひかれちゃう感じ(笑)。





●作品そのもの、内容について
映画評論家とか私のまわりの映画好きは3作の中でこの作品が一番好きだという人が多い。その理由はさまざまだと思うんだけど、私にとってこの映画の主人公のふたりってものすごくリアルに私と私の旦那の関係性を過去も未来も描きだしていて(いろんなディティールを含め。今回のキーワードは「タイムマシン」)、ある意味「怖すぎる」ところまで行ってしまっているかも。それを映画にまとめて、多くの評価が集まるということは、こういうケンカや男女間の関係性っていうのはある意味多くの大人の中で共通項として認識されているエレメントなんだね。多くの人が共感できる共通項を描いたという意味では非常に「よくやってくれた、私はうれしい!」っていう気持ちでいっぱい。でもどれが一番好きっていう話は非常に難しくて、それぞれの年代で(1から3作目)で評価する内容も変わってきているわけなので、ベストを選ぶ必要はまったくないんじゃないかって思うよ。その代りシリーズ全体を通じて私はかなり高得点です。我が家もお金はなく、問題山積みですが、なんとかユーモアと理論武装のかけあいでバランスをとりながらうまくやっていきたいと思うであります。

●いつか行きたいギリシャ・カラマタ
漠然とギリシャには行ってみたいと思うけれど、でもギリシャのどこって言われてもパッと出てこないので、「ビフォア・ミッドナイトの舞台のカラマタ」って言えるように覚えていこう。地図見てみて! 地中海に面したとっても素敵なところだよきっと(映画でもインタビューでもいいところだって言ってたもんね)



20年後の自分への手紙
映画の中でジェシーが、20歳の時に20年後の自分に手紙を書いたんだっていうエピソードが出てくる。おもしろいから、私も今から20年後の自分に手紙が書きたくなったよ。そんときは55歳じゃん! いいかも!








2015年11月5日木曜日

Gravity (2013)



Year:2013
Director:: Alfonso Cuarón()
Cast: Sandra Bullock, George Clooney + (Ed Harris) *エド・ハリスはちょろっとだけ。

★★★★☆4.3
★★★★英語レベル4
宇宙関係の専門用語はもちろん多いけれど、全体にわたって専門的な話ばかりしているわけではなく、どうしたら地球に帰れるかという目的がある内容+それに沿った会話なので理解はしやすい。

Watched on 2015/11/3 (文化の日)

●やっと見ることできた
バイリンガルニュースのマミちゃんがラジオですごいプッシュしていた記憶があって、見たいなと思っていた。先日家で映画を見ようという日があったんだけど、ネットで見られる映画にこの作品が含まれていなかったので、その日はScent Of Woman見たんだよね。Amazonの有料作品にあったんだけど、なんと料金が1000円くらいだった。Huluとかにも入ってなかったし。

●久しぶりにTSUTAYAに行ってみて……
ここ最近Huluにばかり頼りすぎていた。海外ドラマを見る分にはHuluはいいけれど、映画としてはやっぱりほんの一握りしか攻略できないね、huluでは。というのはすんごい久しぶりにTSUTAYAに行ってみたら、「見たい!」と思っていた作品が(当たり前だけど)ちゃんとそろってて、感動してしまった。Huluは期間限定だったりいろんな制限があるから、あのリストの中から見たい映画を選ぼうとなるとやっぱり限定的になっちゃうんだよね。いやいや、映画はちゃんと見たいと思ったものを旬のうちにみなくちゃね。自分で足を動かしてTSUTAYAにでも映画館にでも行かなきゃダメね。
TSUTAYA、旧作レンタルが77円にまで価格降下していてビックリ。人件費削減の一環なのか、レジも機械が導入されてセルフレジになってたよ。ワオ)
今回久しぶりにTSUTAYAに行ったのは子ども用に『CARS』をレンタルしようと思ったから。それで初めて気が付いたんだけど(これも、まあ、考えれば当たり前なんだけど)ディズニーはHuluなんかに作品出してないんだよね。トホホ。さすがディズニー。
(ディズニーに対しての好感度は大人になってから急降下中だけど、子どもが保育園でに日本語の歌詞dかえどLet it GOを覚えてくるから、これを機に、英語で歌えるようになろうと私が一生懸命歌詞を覚えている最中でございます)

●え!? 主演ふたりだけ?
あらすじも出演者もほとんど知らないで見てみたんだけど、地球と宇宙の映像を行ったりきたりするのかと思ったら、全編in Outer Spaceでビックリしたわ~。キャストに、なぜかエド・ハリスが入ってるけど、前半にちょーっとだけ出た(映ったというレベル!?)だけで、この映画の主演はなんとメインの二人だけですよ。クルーニーとサンドラ・ブロックのみ。この映画にはいつものギャング*は出てなかったね。

*ギャング:クルーニーは自分が監督している作品のクルーや、共演者のことを「ギャング」と呼ぶ。


●フィクションとノンフィクションの境界線はどこなんだ!
この作品を見るのと同時期に『残虐器官』(by 伊藤 計劃)を読んでいて今日読了したんだけど、この映画『Gravity』といい、『残虐器官』といい、現実で起きていることと、フィクションとして創作・追加・脚色した部分の境界線がわからなくて混乱している。だってどちらも今(2015年)という時代から、これらの小説の世界を覗くとどちらも現実的に「アリ」な世界なわけですよ。ただ、もしかするとまだ実現不可能な現象・システム・しくみはもちろんあるかもしれない。でも!!!いや!!!テレビやマスメディアで報道されていないだけで、これらの作品に描かれていることは、今すでに現実として実現されていることばかりなのかもしれない。これを考えだしたら、どこからどこまでがフィクションで、どこまでがノンフィクションなのか全然わからなくなっちゃったですよ。
1980年第に『スター・ウォーズ』を見て「おおお、未来。すごーい進化! いつかこんなことできる日が来るのかな☆」なんておちおち夢を見ている時代とはわけが違うんですよ。だから現代の小説家、とくにSF小説家って現代科学や宇宙工学にそうとう詳しくないとダメなのね。うあああ、大変。

●森博嗣のミステリ
すみません。『Gravity』とは直接なんの関係もないんだけど、ここ1か月間ずっと森博嗣のS&Mシリーズにはまっていて、つい先日最後の10巻目を読了したところ。上の『残虐器官』にちょっとだけ関係するからここに書いちゃうけど、S&MシリーズはSFではなく、必ず密室殺人がおこるミステリで、工学系大学建築学科の教授犀川先生とお嬢様大学生萌絵ちゃんが事件に巻き込まれる設定。このシリーズのおもしろいところはトリックやストーリー全体に現代的なPCのトリックや用語、背景状況などが登場するところ。そして、作品そのものは1990年代のものなのに、2015年の今読んでもまったくどれも通用するということ。これはすごいと思います。

Gravityで描かれている宇宙飛行士の世界 VS リアル宇宙飛行士
さっきも書いたけれど、フィクションとノンフィクションの境界線が難しいわけですよ。そして好奇心旺盛な私はどこまでが本当で、どこが創作なのか知りたい!わけであります。だからその境界線について、実際の科学の現場でのありなしを検証しつつ説明してくれる本があったら読みたいです! どこかの出版社様、お願いします。宇宙科学の本を買って勉強すればいいんだけど、せっかく映画というこんなにいいきっかけがあるんだから、ここから宇宙科学に興味を持った読者を逃がさないためにも、ぜひ解説本を作ってくださいまし。


The Big Bang Theoryにサンドラ・ブロックの引用出てきた?
今、はまっている海外ドラマはThe Big Bang Theory(まだ?)。今Season4を見ていて、この間ちょうどサンドラ・ブロックについての会話があったたなあ、と思って調べてみたら『28Days』っていう映画のことだった。






How They Made Gravity
この無重力映画がどうやって撮影されたのか非常に気になったので調べてみたら、撮影シーンを紹介しているこんなミニムービーがありました。
もうグリーンバックですらないんだけね。俳優さんにとっては、体にワイヤーをつけて撮影するのが当たり前の時代なんだね。ああ、私も仕事でイラストレーターやフォトショップに悩まされているけど、映画を作るときにもPCの技術、特にCGの技術、それから光を操り計算する技術って大切なのね。このあたりのことちゃんと勉強するように息子にも言っておこう(笑)。


●オマケ:監督はこんな人(彼女、40歳くらいなのにかわいい人)
ザ・監督っていう感じのファッションね。くだけたワイシャツにパーカーが定番っぽい。






2015年11月1日日曜日

Scent of Woman (1992)



Year: 1992
DirectorMartin Brest
Writers: Giovanni Arpino (novel), Bo Goldman (screenplay)
Al Pacino, Chris O'Donnell, Gabrielle Anwar

My Rating:★★★★☆(4.7点)
英語レベル: フランクの話し方に特徴があることと、軍関係の用語が多少でてくるところがちょっと難しめ。でも基本は日常会話レベル。 
2015/10/18 w/ Isana@home

・グランマの大好きな映画のひとつ
私がアメリカのグランマの家にホームステイしているとき、グランマがこの映画が大好きで一緒に見たことがあった。でも私が16歳の時にはこの映画の良さはさっぱりわからなかった。でも今すごくわかる。なんであのときはわからなかったのかな。こんなにわかりやすい映画なのに*。この映画が公開されたのは1992年で、私が見たのは1996年。おそらく冬。おそらく年末。年越しだか新年にすることがなくてこの映画を引っ張り出してきて見た気がするナ。

*わかりやすい映画:これはきっと今,90年代を俯瞰して見られるようになったからこうやって言えるんだろうな。この映画はあきらかに、2015年最近の映画とは違う。何がって言われてもうまく言えないけど、でも90年代の映画にはあったけれど、最近の映画にはない何かがあると思う。その何か=「わかりやすさ」と解釈してるんだけどなんだろうね。私はその何かが大好きであることは間違いない。ラブ90’s!

・プリティーウーマン、男性版的なニュアンスあり
映画を見ながら「あ、なんかこれってプリティーウーマンっぽい」っていう考えが横切ったの。青年CharlieFrank大佐に一人前の男に仕立てられていく……みたいな。上等なスーツを着たり、高級車に乗ったり、高級レストランに行ったりするもんね。なんだっけ、あのレストランの名前。あ、Oak Roomですって。

They dine out in style in the the Oak Room at the Plaza Hotel, Fifth Avenue at 59th Street. This classy wood-panelled restaurant is where Arthur Bach (Moore) drinks with hooker Gloria in the original 1981 Arthur. The Plaza itself is a screen regular – it was from the hotel’s lobby that Cary Grant is abducted in North By Northwest.


って調べていたらなんとOak Room20156月にクローズされることが決定したらしい。行きたいって思ったのに。残念。(記事



・フィリップシーモアホフマンはこのとき一体何歳なんだ!?
調べてみたところ、25歳くらいですね。いやあ若い。それにしてもこの写真いい感じだね。主人公のCharlieが通っているのはプレップスクールだから、これもプレッピー映画ともいえるよね。




・アル・パチーノか、デ・ニーロか?? やっぱりパチーノでしょ。
この映画のパチーノの盲目老人の演技は非常にすばらしい。これこそアカデミー主演賞でしょう。これを基準に他の年度の主演男優女優を少し研究しつつ見てみたいと思う。これは映画を見るうえで面白い条件になりそう。

参考までに主演男優賞の履歴。


ここに掲載するのは1980年代以降のみ。
(見たことあるものに
2015年        エディ・レッドメイン      「博士と彼女のセオリー」
2014年        マシュー・マコノヒー      「ダラス・バイヤーズクラブ」
2013年        ダニエル・デイ・ルイス   「リンカーン」
2012年        ジャン・デュジャルダン   「アーティスト」
2011年        コリン・ファース           「英国王のスピーチ」
2010年        ジェフ・ブリッジス        「クレイジー・ハート」
2009年        ショーン・ペン              「ミルク」
2008年        ダニエル・デイ=ルイス   「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
2007年        フォレスト・ウィテカー   the last king of scotland
2006年        フィリップ・シーモア・ホフマン   「カポーティ」
2005年        ジェイミー・フォックス   「レイ」
2004年        ショーン・ペン              「ミスティック・リバー」
2003年        エイドリアン・ブロディ   「戦場のピアニスト」
2002年        デンゼル・ワシントン      「トレーニング デイ」
2001年        ラッセル・クロウ           「グラディエーター」
2000年        ケヴィン・スペイシー      「アメリカン・ビューティー」
1999年        ロベルト・ベニーニ        「ライフ・イズ・ビューティフル」
1998年        ジャック・ニコルソン      「恋愛小説家」
1997年        ジェフリー・ラッシュ      「シャイン」
1996年        ニコラス・ケイジ           「リービング・ラスベガス」
1995年        トム・ハンクス              「フォレスト・ガンプ/一期一会」
1994年        トム・ハンクス              「フィラデルフィア」
1993年        アル・パチーノ              「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」
1992年        アンソニー・ホプキンス   「羊たちの沈黙」
1991年        ジェレミー・アイアンズ   「運命の逆転」
1990年        ダニエル・デイ・ルイス   「マイ・レフトフット」
1989年        ダスティン・ホフマン      「レインマン」
1988年        マイケル・ダグラス        「ウォール街」
1987年        ポール・ニューマン        「ハスラー2」
1986年        ウィリアム・ハート        「蜘蛛女のキス」
1985年        フランク・マーレイ・エイブラハム           「アマデウス」
1984年        ロバート・デュバル        「テンダー・マーシー」
1983年        ベン・キングスレー        「ガンジー」
1982年        ヘンリー・フォンダ        「黄昏」
1981年        ロバート・デ・ニーロ      「レイジング・ブル」
1980年        ダスティン・ホフマン      「クレイマー・クレイマー」

えええ、意外と見たことのある作品が少なくてびっくりする。最近の映画に関しては全滅だね。マ、ズ、イ……。これじゃアカデミーの俳優さん比べるなんてとてもできないね。もっとたくさん映画見ないとね。
(今度女優版もやってみよう)


・そりゃ、確かにPTSDの映画だけどさ、、、
「クリント・イーストウッドはPTSDが絡む映画しか作らないじゃん」って誰でもが知っているような共通項目として言わないでほしい。うちの旦那がこういうこと言うの好きなんだわ。私は知らなかったぜ。そんな視点で彼の映画を見たことがない。

・ガブリエル・アンウォーが素晴らしく素敵
タンゴを踊るシーン。これは名シーンです。このシーンにしかアンウォーが登場していなくて残念。もっと見たかった。こんなにかわいい女優さんがいたなんて。ものすごく私の好みの顔。1970年生まれだから、このときは22歳くらいだね。今は45歳くらいか。バーンノーティスに出ていたみたい。



このシーン。アル・パチーノの名演技とともに御覧あれ!


アンウォーは1993年に『バラ色の選択』にも出ているみたい。何度か見たことあるけど、アンウォー目的でもう一回どっかで見ないと!



・名言:If you make a mistake and get all tangled up, you just tango on.
座右の銘にしてもいいくらい名言だわ。Fly to the moon, even if you miss, you’ll land among the stars.を超えたかも。年齢に応じて座右の銘変わってもいいよね。